虎のプリンセス
□京セラ
1ﾍﾟｰｼﾞ/3ﾍﾟｰｼﾞ
八月に入り、阪神は死のロードと呼ばれる長期ロードに入った。
高校野球に甲子園を貸さなくてはならないのでしかたない。
『京セラー！！！』
t25「葵は京セラ好きじゃのう」
『はい！』
t25「なんでじゃ？」
『なんでですかね！でも甲子園の方が好きですけど！！』
t25「ふーん」
t5「ねえねえそいえば葵、ちょっと聞きたいことがあるんだけどー」
『なんですか？』
t5「…こないだの打ち上げのことだけど、」
『あー、あたしあれなんかしてました？記憶とんでるんですよね…』
t5「え、やっぱそうなの？」
『はい…平野さんにお世話になったことしか』
t5「そ、そうなんだ…(だってさ堂林くん)」
『(きょろきょろ)あっ、堂林くんだ！！』
t5「え、」
c13「橋本！」
『堂林くん！今日こそサードベース踏んでやるからね！』
c13「おう、がんばれよー」
『なんかその余裕の笑みがいや!!』
c13「へへーん。悔しかったらスタメンで出ろよー」
『うるさい！オールスター無安打！』
c13「(っ、このくだりは)」
『あれ？…落ち込んだ？いーじゃんゲッツーとれたんだし』
c13「(デジャヴかっての)落ち込んでねーよばか！」
『ばかはどっちよ！』
c13「あーあ、どーせライバルなら直接対決してーよなー俺ら。」
『じゃあピッチャーやりなよ！』
c13「もうできねーわばか。」
『じゃあ今村くんと対決したーい』
c16「ん？」
c13「やめろばか！」
『なんでよー！』
c16「ドウはね、橋本のライバルが自分じゃないとね、嫉妬すんの。」
c13「な…っ!!(図星)」
『えーー、堂林くんガキ。』
c16「ガキー」
c13「うっせー！ばーか！」
『あーあ、逃げたよ。』
c16「どーにかしてよあの子。ほんと嫉妬深いんだよ」
『今村くんがどーにかしてよ（笑）』
c16「橋本がね、他の選手と仲良くしてるとすぐふてくされるから。」
『えーー（笑）それは面白いかも。』
c16「今もね、きっとすごいふてくされてるよ」
『ほんとかなー（笑）』
c16「ふふ。ほんとほんと。じゃ、またね、がんばろー。」
『がんばろーね！』
c16「よっ、ドウ、橋本ちょーかわいーじゃん」
c13「…お前それマジで言ってんの？」
c16「おー怖い怖い（笑）嘘に決まってんじゃん」
c13「橋本はピッチャーが好きなんだよ。だからお前がライバルだと敵わねーんだよ…」
c16「なにそれ（笑）大丈夫。橋本のこと好きになんてならねーから。」
c13「…おう」
ライバル
(ほんとドウってガキだなー（笑）)
**
堂林くんは子供みたいに嫉妬深い。
だからってツンデレだから葵に普通に優しくはしない(^p^)
*