▼熱血!!虎神学園

□部活
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授業も終えて、
寮に戻ろうとしたら新井君に声をかけられた。


「みょうじさん、これから部活なんじゃ!暇だったらみに来て!」






野球部か…















……久しぶりにみてみるか。







































と思ったのはいいんだが、
この学校、校舎とグラウンドが離れていて野球部がどこでやっているのかわからなかった。














すると、ちょうどいいところにユニフォームを着た人が。





…よし!












『あ、あのっ!!』






「は?」


『えっと、その…お忙しいところ申し訳ないんですけど、』



「…俺?つか何きみ、女の子?」


『(むっ)女の子です。』


「ふうん、で?」


『野球部のグランド教えてください!!』


「…つれてってやるからちょっと待ってろ。」


『は、はい…』









なんか、むかつくなあ…
でも同い年じゃなさそう。
先輩だな…
















でもあの人、なんかちょっとワクに似てるな。


それと、はじめの頃のタケにも…。










横浜を思い出すと、不安があふれる。


中学の頃に戻ったら、
またワクやタケ達とわいわいしてられるのかな?




…なーんて。
だいたい、小宮山がいるじゃん!
































…あたし、ここでやってけるのかなあ…?


男子しかいない、この学校で。














「……おい。」



『!!ふぇあい!!』


「ふぇあいってなんだよ。」


『っ!!//は、早くいきましょう!』



「…しかたねーなあ」







に、と笑った彼はやっぱり少しどこかあいつに似ていた。




























そういって、
わたしたちはグランドへついた。





















野球部の人達はあたしが女だからか、
彼と来たのが不思議に思ったのか、
物珍しそうにこっちをみている。



















「監督ーこの人」


6「おー、鳥谷さんきゅー。みょうじ、そこ座ってろ!」


『は、はい』




1「ふーん。お前、みょうじってゆーんだ。俺三年の鳥谷。よろしくな。」



『、よろしくお願いします!』










ふーん、鳥谷先輩っていうんだ…。



差し伸べられた手を握った。




すると
『っ!!?』


1「っくくく…」








ロジンをつけられた。



『な…っ!』


1「拭くものなくて、困ってたんだ!さんきゅ。」














なんなんだ…。

































カキーン!








快音の方に目を向けると、鳥谷先輩がボールをフェンス越えさせていた。

















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