dust
□あおき
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「なまえ、さーん?」
『…。』
なんで、こんな状況になってるのか、
あたしが聞きたいくらい。
確か、ドッジで顔面当たって、保健室で寝てて、それから記憶なくて…
『なんでムネが一緒に寝てんの!?』
「そんなん俺が聞きてーっての。」
やばい、のりりんおこんないで。
ムネ早く起きろ。
状況を説明しろ。
だいたい、あたしに抱きついてることだっておかしい。
意味わかんない。そんなにムネと親しくない!!
ムネ起きろ。
起きて。
早く!!!!
がばっ!!!
あたしの思いが通じたかのように、ムネは勢いよく起きた。
「ん…、あれぇ?…なまえ?…トリかとおもったのにい…」
「『!?』」
ちょっと待って、
今聞き捨てならない言葉が…
ムネ、あんたいつもトリと何を…!?
((のり、怒ってる…?))
(いや、今は鳥谷とムネの関係が気になる。)
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ムネ、トリごめんね!