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□君に惹かれて
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いつも、俺たちが怖いのは、虎愛が誰か1人だけを想って俺たちから離れてしまうこと。
それが起こらなくて、ずっと、このままを望みながら、
自分がその“1人“になることを望んでいる。
あー、今にも押し潰れそうな、もどかしい思春期男子たちのこの気持ちは、どうしたらいいのか。
いつかきっと、
そのときはやってきてしまうのに。
ぎゅう
『わ、…わー！び、び、びっくりしたー』
K「ははっ、久しぶり(にこ)」
U「ずっと虎愛にあえなくてさみしかったー…」
A「マジで、ちょー久しぶりだよな？」
『うん、二年ぶりくらい？』
K「もうそんなになんのか…」
U「虎愛パワーじゅーでんちゅーー」
A「文化祭も体育祭も、前回別々だったもんなー」
『だねー』
虎愛に群がるこいつら(←)は、
芸能科の奴ら。
この茶ぱでアヒル口なのが亀梨和也。
んでこの虎愛に抱きついてる女みたいな野郎が上田竜也。
そんでこの制服をちゃらーく着こなしたチャラ男が赤西仁。
いつもはもう三人いるんだけど今日はきてないみたいだ。
もう三人の方はこいつらみたいにこんなに虎愛にべったりはしない。
ワイワイなやつ2人と、
地味ーな、親父みてぇなやつが1人。
ちょっと顔がいいからって、ちょーしのんなっての。
あ、そーそー。
亀梨は前まで野球やってて、
ときどき部活に参加させてもらっている。
認めたくはないけど、そこそこ上手い。
『ねー、なんで今日三人なの？』
U「俺たちだけじゃ、不満…？」
『そうゆーわけじゃないよ？ただ、たっちゃんもゆっちと離れてるの珍しいし。』
U「知らないよ、あんなやつー」
『、また喧嘩したのー…』
U「中丸が悪いー」
『もー…』
(ガラ)
Tj「虎愛ちゃ〜んっ！！！
入口、出口、たぁぐちでぇ〜す！！☆」
『(ドキ)、ーー…っ、//』
kau「「「?!」」」
Tj「久しぶり〜！！！元気してた？」
『ん、…元気、だよ。//』
こ、この反応はまさか……
……まさか…？！
kau「「「ーー、うそだろ??!!!」
Tj「ん〜??」
君の瞳は誰を
(みているのか)
(こいつはやめてくれよー)
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