ようきあるファンタジー
□よくあるスタート
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それは嘘のようで本当だった僕の物語。
なんて書き出しで進めてるけどよくありがちなファンタジーだ。
第一章 よくあるスタート
時期は春。出会いの季節だ。
そして俺、皆月昇は
道の真ん中に怪しげなドアがたっている状況におかれていた。
しかも歩行者はみんなスルー。
興味がないというより認識していないレベルだ。
・・・・・・・・・・
いやいやありえねぇしなんでドアが道の真ん中にたってんだよ普通に考えてありえねぇだろ落ち着け〜俺〜落ち着け〜俺〜お
「のぼるん、おっはー★」
「うおっ!!!!!」
「そんなに驚かんくても〜」
そんな風に笑っているのは俺の友達である
琴峰祐樹だった。
「いきなり話しかけんなよ!」
「いやさっきからどっかみてぼーっとしてたからさ」
「えっ!?お前あのドアがみえないのか!?」
「うんにゃみえるよ〜」
「みえんのかよ!」
「いや流石に怪しかったからもしかして自分おかしくなっちゃったかなとおもって。そしたらのぼるんドア凝視してたからカマかけてみたのww」
くっそこれじゃ俺だけ怪しいみたいじゃないか!
「それにしてもあのドアなんなんだろうね?」
「もしかしてRPGの世界にいけちゃったり!?」
「のぼるんそれ中二病〜」
なんて話しながらドアの前を通り過ぎた時
俺らはドアにはいった
いや、俺らの進む道にドアがうごいたといったほうが正確だったな。
ともかく俺らは得体のしれないドアの中へとはいってしまった。