「お前か?俺を呼んだのは」


月をbackに立って目の前にいる少年はあまりにも、綺麗で私は息を飲みじぃっと見てしまった。
「え、あ、はい…」

思わず見とれてしまったことに気づいて慌てて返事をした私に少年は顔に似合わない黒い笑みを零し、とんでもない事を言った。


「そうか_お前がこの俺様を呼んだってことは次の俺の`花嫁´はお前なんだな」
くくくっと笑った…size="5">ん?

「チョット待ってっ!!?なんで私があなたの花嫁なのよっ!」

ーなんでなんで?!おかしくない!?
だって、今会ったばっかりの初対面なのよ!!
私は、ただお父さんに言われた呪文を言っただけなのに…ー

「オイ、俺の事覚えてないのか?」

「はぁ??知らないわよ。会ってないに決まってるでしょ?」

私がそう答えると少年はそうかと一言だけボソっと言った。

「じゃあ、俺今日からココに住むから」

「…はぁっ!!?なっなな」

フワッと身軽に窓から降りて私に近づいて来る。
そして少年は…
「よろしくな、俺の花嫁、、」
ちゅっ。

私の頬にキスをした。

「いっいやああああああああああっ!!!」

そのあとの事は、言うまでも無く

盛大なビンタを食らったという…。





prologue

ー始まりの花嫁ー●●

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