光芒

□2008.05.14 20:56
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そろそろ捜査本部からみんなが帰りだした。
名無しさんは特にやることもなく、松田のフォローでコピーや資料整理を行っていた。

「じゃ、僕はこれで。名無しさんちゃん、お疲れ様。また明日。」月が机上の書類をまとめながら言った。

「お疲れ、月。気をつけて帰ってね。」

「ははは、子供じゃないんだから…あ、そうだ名無しさんちゃん、母さんが会いたがってたよ。今度夕飯食べにおいでだって。」

「ホント!おばさまにも会いたかったんだ。ぜひ、楽しみにしてますって伝えてくれる?」

「了解。じゃ、おやすみ。」月が片手をあげて部屋を出ていく。

「俺たちも今日はこれまでだな。」マットとメロも部屋を出ていく。

捜査本部には竜崎とニアと名無しさんだけとなった。

「・・・ニア?」名無しさんがニアに声をかける。

「・・・何か?」ニアが少し不機嫌そうだ。

「ううん、大丈夫?」

「何がでしょうか?」

「具合、悪い?」名無しさんがニアに近づく。

「何でもないです。私も今日はこれで失礼します。」ニアが少し慌てて部屋を出て行った。

「大丈夫かな、ニア。」名無しさんがつぶやく。

「竜崎、私もそろそろ休もうかな?」

「名無しさんさん、ダンスのレッスンしましょう。」

「え、あれ本気の話だった?」きょとんとした顔で名無しさんが言う。

「はい、本気も本気、大マジです。」
その発言自体がふざけてるが、無表情で竜崎が言った。
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