光芒

□2008.05.14 14:46
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「はーい、みなさんコーヒー入りましたよー。」
名無しさんは午前中に買ったバームクーヘンを切り分けコーヒーと共にテーブルに置いた。

「おっ、おいしそうだねー」
待ってましたとばかりに松田が机から立ち上がった。

「はい、竜崎の分ですよ。」
名無しさんは自席から動かない竜崎に近づきコーヒーとシュガーポットとバームクーヘンを置いた。
バームクーヘンには生クリームとミントの葉が添えられている。
「ありがとうございます。名無しさんさん。」
「いいえ、おかわりありますからね。」
そう言ってみんなの所に戻る名無しさんを竜崎はじっと見つめていた。
・・・とその時、


「お久しぶり、竜崎。」
「相変わらずだな。」
セキュリティも作動せずにアイバーとウエディが本部に入ってきた。

「お待ちしていましたよ、二人とも。」

竜崎が声をかける。
「では、揃ったところで打ち合わせといきましょうか」
竜崎が周りを見廻しながら言った。
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