光芒

□2008.05.14 09:20
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翌朝、本部に向かう名無しさん。
少し早かったか竜崎とニアしかいなかった。
「おはようございます。名無しさんさん、良く眠れましたか?」
竜崎の問いに名無しさんは
「おはよう、竜崎。おかげさまでぐっすり。」と微笑みながら言い、徐に竜崎の頬にちゅっと軽くキスをした。
「・・・好きになりますよ?」
表情を変えずに言う竜崎に
「そんな宣言しなくても、気づいたら落ちてるのが恋ですよ。」ニコリと答える。
「おはようございます、名無しさんさん。」
「おはよ、ニア。」ニアのほっぺにもちゅっとキスをする。
「・・・。」黙って俯き袖で半分隠れている右手で頬を抑えるニア。
その仕草が可愛らしく、
「もう〜っ、ニアったら。」
名無しさんは両手でニアの頬を挟み、おでこにちゅっ、ちゅっ、ちゅっとキスを浴びせている。
「やめてください、名無しさん。竜崎、見てないで何とかしてください。」
「おはよーって何してんの?」
マットとメロが本部に入りニアの様子に目を丸くする。
「いいところに。メロ、名無しさんを何とかしてください。なんだったら撃ってもいいです。」
「ニア、お前昨日からオレをなんだと思ってんだ?マットやこいつを何とかするのがオレの仕事じゃねぇぞ?」メロがニヤニヤ笑いながら言う。
「しかも、撃ってもいいなんて、ダメでしょ?」
マットも珍しく焦るニアを見て笑いをかみ殺している。
「あ、おはよー、マット、メロ。」
2人に気づき名無しさんはニアからやっと手を離す。
「メロ、おはよ。」名無しさんがメロに近づいた途端・・・「オレは結構だ。」と銃口を向ける。「じゃ、メロからどうぞ。」ニッコリと向けられた名無しさんの頬にメロは銃口をグリグリと押し付けた。
「結構・・・と言ったはずだ。」
「ケチ、ケチメロ。メロケチ。チョコりんぼ!」
「オレはケチじゃない。それにチョコりんぼって何だ。」
「マット、おはよ。」
「おい、無視かよ。」
「おはよ、名無しさん。2度目だけど、オレは大歓迎だからね。」
ちゅっとマットの頬にキスをし、マットからもおでこにキスをもらう。
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