進め!
□ククルーマウンテンにGO!
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現在私達はゾルディック家の観光バスにのってククルーマウンテンを目指している。
『ねえおかしくない!?家を観光だよ!?』
「確かにな。見ろよ、普通の観光客に混じって明らかにカタギじゃねーような奴らが乗ってるぜ。」
『普通に観光っていうのも絶対おかしいよ!』
バスが大きな門の前で止まり、他の観光客と一緒に降りてガイドさんの説明を聞く。
「ここが正門です。別名黄泉への扉とよばれております。
中に入るには守衛室横にある小さな扉を使いますが、ここから先はゾルディック家の私有地となっておりますので見学できません。」
『えっ!ここから!?』
「はい。ここから先の樹海はもちろんククルーマウンテンも全てゾルディック家の敷地ということです。」
超金持ちじゃん!
「ねえガイドさん。中に入るにはどうしたらいいの?」
ゴンがガイドさんにきいたら、ガイドさんは青筋を立てて中に入れば生きて出られないと言った。
「ハッタリだろ?」
ガイドさんの後ろから二人の男が出てきて守衛室の扉を壊す。
中にいたおじさんが投げ出されて、ゴンと一緒におじさんに近付く。
『大丈夫ですか?』
「ああ大丈夫だよ。
あーあ、またミケがエサ以外の肉食べちゃうよ。」
「え?」
「!?」
二人の男が鍵を奪って入っていった門から、二人分の骸骨が出てきた。
『さっきの奴らだよね?』
叫び声をあげる観光客達を無視しておじさんはミケとやらが太るのを心配していた。
…いやいや!
「あんたら何してんだ!早く乗って!」
「行っていいですよ。俺達ここに残ります。」
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