進め!

□4次試験2
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次の日――



『いや〜見つからないね〜。』

「だな。」

『てか人を見ることがほぼ無い!』

「どこに行ってんだろーな。」

「『俺/私達を尾けてるヤツ以外!』」

「!」

「出てこいよ。俺らは隙なんて見せないぜ。」

『ずっとバレバレだったしね?』

「……………。」

『来ないならこっちから行こうか?』

「ああ、そーしよーぜ。
俺が行く。」

キルアが私達を尾けてるヤツの方に歩いて行く。

「兄ちゃん!!」


2人が出てくる。

おそらく兄弟であろう3人は、プレートをまだ奪っていないことについてケンカしていた。


あ、終わった。



「なあボウズ。プレートをくれねーか。おとなしくよこせば何もしない。」


「バーカ。」


ドゴッ

キルアが蹴られる。


「バッチリ鳩尾。ありゃ地獄だぜ。」


…超キョトンとした顔してるよ。


「よっ。」


キルアが立ち上がると、驚いた顔になる。


「198番か。」

『え!マジ!?キルア、それちょーだい!!』

「俺の欲しい番号と一番ちがいってことは、もしかして199番はそっちの2人のどっちかかな?」

『え!?無視ですか!?』


「こいつ…タダのガキじゃねぇ。」




3人が構えるとキルアが木をかけあがり、1人のバックをとる。

そして、指を首筋に突き付ける。


「動かないでね。俺の指、ナイフより切れるから。
あれ、こっちは197番か。もー俺ってこういう勘はすげー鈍いんだよな。
ね、あんたが199番?」

「ああ…。」

「ちょーだい。」



キルアに敵わないことが分かり素直にプレートを渡す。


それをキルアは受け取り、197番のプレートを思いっきり投げる。


「じゃねー。」



場所を移動して落ち着いたところでキルアに言う。


『キルア!プレート!』

「ほらよ。」

『ありがと!』


よし、これで6点分!
渡されたプレートを見ると――――


197と、書いてあった。



『キルアァァ!?197なんだけどこれー!!』

「えっ?マジで(笑)ワリーワリー。」

『心を込めて謝れよっ!!』


















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