進め！
□２次試験前半
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｢出口だ!!｣
どうやらもう少しで２次試験会場に着くようだ。
地下を出て辺りを見回すと湿原が広がっていた。
｢ヌメーレ湿原
通称"詐欺師の塒"
二次試験会場へはここを通って行かねばなりません。
この湿原にしかいない珍奇な動物達
その多くが人間をもあざむいて食糧にしようとする狡猾で貪欲な生き物です。
十分注意してついて来て下さい。だまされると死にますよ。｣
へー!そんな動物がいるんだ〜!
｢だまされることのないよう注意深く、しっかりと私のあとをついて来て下さい。｣
｢おかしなこと言うぜ！だまされるのが分かっててだまされるわけねーだろ！｣
そういうこと言う人がだまされるんだよ！
｢ウソだ!!
そいつはウソをついている!!｣
そう叫んで、ボロボロの男が出てきた。
｢そいつはにせ物だ!!試験官じゃない！オレが本当の試験官だ!!｣
｢にせ物!?どういうことだ!?｣
｢じゃ こいつは一体…！？｣
レオリオとハンゾー、だまされかけてる…。
｢これを見ろ!!
ヌメーレ湿原に生息する人面猿!!
そいつはハンター試験に集まった受験生を一網打尽にする気だぞ!!｣
男がそう言ったとたん、急にトランプが飛んできて、男は倒れた。
…ちなみにサトツさんと私の所にも飛んできたが、サトツさんは受け止め、私は避けた。
｢くっく
なるほどなるほど
｣
おい、私に投げる必要はなかっただろ!!
そう思ってピエロを睨み付けていたら、猿が逃げた。
｢これで決定
そっちが本物だね
｣
投げなくても分かってただろお前!!
あ、サトツさんにも注意されてる。
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