日常in立海!
□初仕事
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朝教室に入ったら、席が近い女子達が私の方に駆け寄ってきた。
「西浦さんおはよう!
男子テニス部のマネージャーになったんだって!?」
『消去法でね!あんまり歓迎されてなかったよ!』
「あはは…。
でも羨ましいなー!」
『えー?何でー?やりたいんだったら君もやったら?』
「だってテニス部といえばイケメンがそろってるでしょ!?
だからうちの学校にはそれぞれのファンクラブとかあるのよ!」
『え!ファンクラブ?
そこまで人気あんの?』
「もちろん!」
「だから、今までテニス部のマネージャーをした子達はみんなファンクラブからイジメにあって辞めていったのよ。
まあミーハーな子もたくさんいたんだけどね…。」
『へー!あいつらにファンとかいるんだね!
私には理解出来ないけど!』
「え、西浦さん幸村くん達のこと好きじゃないの!?」
『好きもなにもまだ名前くらいしか知らないし!
顔はまあカッコいいのかもしれないけどもっとカッコいい人知ってるから!』
「嘘ぉ!?」
「誰々!?」
『んー秘密!ってことで!』
「えー!」
*****
女子達が他のとこに行ってからちょっとして丸井と仁王が来た。
「おっす西浦。」
『おはよー!』
「早くもお前さんがマネージャーになったことが学校に広まっとるの。」
『そりゃあ私全部の部に行ったからね!』
「で、全部でやらかしてきたと。」
『うん!』
「マジで俺らんとこに押し付けられたんだな!」
『うん!』
「気にしとらんのか…。」
『あ、ねえねえ!
丸井と仁王もファンクラブとかあるの!?』
「まーな…。あんまりいいもんじゃねえけど。」
「俺らのマネージャーになった奴は例外なくイジメられるが…西浦は大丈夫じゃろ。」
『何でー?』
「さっき廊下で"西浦さん、テニス部のマネージャーになったみたいだけど…頑張ってね!大変だと思うけど…!"って言ってきた女子が何人もいたぜよ。」
『言われなれてるよ!そういうの!』
「アッハッハッハ!やべー西浦サイコー!
マネになって同情されるとか…どんだけ迷惑なイメージなんだよい!」
『大丈夫ー!イメージだけだから!』
「嘘つけ。」
「全生徒+担任のお墨付きじゃろ。」
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