日常in立海!

□転校生!
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<丸井side>


今日から新学期、てゆーか新学年になった。俺らは2年からの持ち上がりでクラス替えもなく、今年も仁王と一緒。去年と変わらないこのメンバーで卒業まで過ごすと思ってたけど、どうやら違うみたいだ。

何故ならそれは、クラス中の噂になっている転校生とやらがいるから。

どこから広まったのかは分からないけど、その転校生は女子らしい。
顔に期待する男子、ガッカリする女子…。
反応は様々だが、転校生のことが気になって仕方ない様子。

まあ俺も気にならないわけじゃねーんだが、それよりも…


「ミーハーなヤツは勘弁してくれよい…。」

「まったくじゃな。」

「仁王。来てたのかよい。」


いくらサボりに定評があるったって、新学期1日目からはねえか。


「今来たとこぜよ。
それにしても、転校生ねえ…。」

「やっぱもう聞いてたのかよ。」

「これだけ騒いどったらな。」

「なあ、どうする?転校生が他のヤツみてーにミーハーだったら。」

「その可能性は十分にある。」

「だぁよな〜。」






「ほら、さっさと席に座れ!」



あ、担任来た。


全員が慌てて座り、ホームルームが始まる。


「去年と引き続き私が担任だ。

みんなも聞いていると思うが、今日からこのクラスに転校生が加わることになった。
……ま、まあ仲良くしてやってくれ。」



何か今どもったよな?
みんなも不思議そうな目で担任を見る。


「じゃあ、今から自己紹介をしてもらう。
おい、入っt『しっつれいしまーす!!』

…フライングだぞ…。」


担任が言い終わる前に入って来たそいつは――――
肩まである焦げ茶色の髪、くっきりと二重のデカイ目、背は高く無いがスタイルがいい―――誰もが認める美少女だった。

はっきり言って、俺の好みにドストライク。ただ、問題はミーハーか否か。




『初めまして!今日からこの3-Bに転校してきた、西浦名無しでっす!みなさんとはそれなりに仲良く出来たら嬉しいな!前の学校では色々あって追い出されたけど、ここではそんなことが無いようにまあ自重する!ちなみに好きな虫はカタツムリ、嫌いな虫はカブトムシだよ!なので夏になったら鬱になるんだ!嘘だけど!最近はチョコにハマってて、特にオススメなのが――――――うん、無い!好みなんてそれぞれなんだから、わざわざ言う必要も無いしね!この教室に来るまでに何回か人だかりを「西浦!自己紹介はそのへんで構わない。」……はぁい。』





どうやらこの転校生――――
頭がちょっとアレみてえだ。










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