短編
□日課のような
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夢主は「」表記です。
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「おはようございます!球磨川先輩!」
今日も朝から美しい球磨川先輩は、私を見て一瞬困った顔をしたけどすぐに取り繕って"おはよう、名無しちゃん"とかえしてくれた。
「今日も相変わらず美しいですね!好きです!」
『…君は毎日それを言わないと』『気がすまないのかな?』
「気がすむすまないではなく、球磨川先輩が美しいのは事実ですので!
空を見上げて"今日も空は青いなあ"と言うのと同じ感覚といいますか!
いえ、空なんかでは球磨川先輩と比べるに値しませんでしたね!すいません!
となると球磨川先輩に匹敵する美しさのものを探すしか…。
うーん、球磨川先輩を越えるものを私は今まで見たことがないので何かと比べて説明することは出来ませんが、球磨川先輩を美しいと思い口に出すことは人間として当たり前の事ですのでおきになさらずに!!
あ、好きという方でしたか?
それは言葉通り私が球磨川先輩を好いているということです!
もちろんloveの方ですよ!
まあ正確に表現するとしたら愛してるなんですけどね!きゃっ!言っちゃった!」
『…………………ありがとう名無しちゃん』『でも僕はその気持ちを』『受け取れないなあ』
「何故ですか!?
あ!もしかして照れてるんですか?ふふふ、球磨川先輩可愛いです!
でも大丈夫ですよ、私は球磨川先輩の本心、ちゃんとわかってるんで!」
『いや…』『照れとかじゃなくて拒否なんだけど…』
(待って下さい球磨川先輩!一緒に教室まで行きましょう!それで昼休みは一緒にお昼を食べて放課後は一緒に帰りましょう!ちょっと寄り道なんかしちゃったりして…何かカップルみたいですね!)
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