本家のあまのじゃく
□捩目山に留まる
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新幹線で捩目山に向かう途中―
「そう言えばさー今日、名無しちゃんは?」
「あ、名無しは用事があるから、かわりに途中から双子のお兄さんが来るって!!」
「ああ!旧校舎探索の時に来てくれた!」
「え、名無しちゃんって、双子なんだ!?」
「どんな人?」
「名無しとは似てないんだけど、超イケメン!!」
「マジ!?あ、さてはカナ、惚れた!?」
「そ、そんなんじゃないわよっ!!」
「(…これでいいんだよね?)」
「(バッチリです!若!)」
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梅若丸のほこら発見後―
「あっ!懐古君!(良かった、名無しちゃんとこれて…)」
『どーも』
リクオ様達を見つけて声をかけると、巻さん達が目を見開いていた。
あ、花開院さんいる…。仲良くなりたいけど、この姿はちょっとな〜。
「あなたが名無しちゃんの双子のお兄さん!?」
「スッゴいイケメンじゃん!!」
「よく一人でここに来れましたね…。」
『え、フツーに来れたけど?』
「当たり前じゃない!」
「お、及川さん?」
氷麗どうした!!みんなびっくりしてるよ…。
『あー…オレと名無しと氷麗は幼なじみなんだ』
「そうなの!?」
「そう言えば仲良さそうだったもんな〜。」
「そ、そうよ!」
「いーなー。羨ましい!!」
「オ、オホホホ!!」
『ところで今みんな何やってたの?』
「ああ!そうだった!丁度ボクの別荘に入ろうと思ってたんだよ!」
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