本家のあまのじゃく
□熱を出す
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突然だけど、今若は熱を出している。
旧鼠の時の出入りのせいだそうだ。
…ちなみに私はその日、総大将からの頼まれごとで鴆の所に行っていて、出入りに参加出来なかった。(もちろん鴆も)
「しっかし情けねーのな、昼のおめーはよ。ちょっと気負いすぎて発熱か」
『そんな言い方しなくても…』
「…鴆君に言われたくないよ。」
「今はおめーの方が重病だろーが。
なぁ、本当に出入りに行ったこと覚えてねーのか?」
「それは…」
「あーいい いい!全部聞いてるよ…カラス天狗から」
分かってんなら聞くなよ!リクオ様が困ってんじゃん!!
でもまあ、
『…若、なんだかんだで鴆も心配してるんですよ!』
「うるせぇよ。
…ん、四時か…。そろそろ会議だな。行くぞ、名無し。じゃーな、リクオ。」
「あ…鴆君…!」
「若〜!すいませんー!!!」
リクオ様が鴆を呼び止めたのと同時に、氷麗が鴆を突飛ばして部屋に飛び込んで来た。
「私としたことが!側近なのに!!若が学校に来てないのを知らずに普通に登校してましたー!!!」
…氷麗は相変わらずドジだな〜。ま、そこが可愛いんだけどね!
あ、そう言えば、会議だった。
…めんどくさいけど、しょーがないからここに吐血して倒れてる鴆をひきずって会議に行こうっと…。私って優しい!!
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