本家のあまのじゃく
□過去の記憶3
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「何年かけて集めたとおもうとるぅー!!」
気付けば総大将が羽衣狐を斬り、抜けていく畏を追い掛けて羽衣狐が上へ行った。
「総大将!あんたはあいつを追え!!」
『おう。ここは任せろってか?』
「牛鬼…名無し…!!
まかせたぞ!!」
よし…!俺が何もしてないことはバレてないか…?
「なあ名無し…総大将の戦いは近くで見てて楽しかったか?」
バレてたー。
やっべ、牛鬼超怒ってるよ。
『まあそれなりに?』
「名無し…!!」
『わかったよ!やりゃあいんだろ!?』
そっからは真面目に殺したぜ。
牛鬼も怒るとしつこいから。
ったく、別に俺が何もしなくたって勝てるだろうが。
それを言ったらまた怒るから言わないけどな。
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ドゴォォォォン!!
天井から何か落ちてきた。
「おぅてめーら。引き上げるぞ。
目的は奪り返したぜ。」
「何ぃ!?」
「バカな!?」
「総大将ー!!」
『おせーよ!
てめえのせいで牛鬼がしつけぇんだよ!!』
それにもし朝になっちまったらどうすんだよ!
女にかわんだよ!
「それは名無しのせいだろう!」
「ハハッすまんすまん。」
「総大将!もっと厳しく言ってやらねばこいつは…!」
『こいつって言ってんじゃねーよ!』
「おい!羽衣狐様はどうしたー!!」
「てめーらの大将はワシが倒した!!」
って、ガチでやべぇ!
空が明るいじゃねーか!
「あ!名無しどこ行くの〜?」
『ワリ!帰るわ!』
「え!?この空気で!?」
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