本家のあまのじゃく

□清十字団結成に立ち会う
2ページ/2ページ






***帰り道***


『あ、若!花開院さんのフルネームって何ですか?』

「花開院ゆらさんだよ。」

『へ〜!ゆらちゃんかぁ〜!』

「さっきから思ってたけど、何で名無しはそんなに嬉しそうなの!?」

『いや〜私、昔花開院と仲良かったんですよ〜』

「そ、そうなの!?」

「妖怪なのに!?」

『はい!』

「はっ!ていうか若〜、何で本家に集合なんて約束しちゃったんですか?」

『たぶんみんな反対しますよ?』

「大丈夫だよ…たぶん…。花開院さんに会えばみんなおとなしくなるだろーし!!この先も!!」

『それはそうかもしれませんけど〜』





話ながら歩いていると、たくさんのバイクの音が聞こえてきた。








「あ、若!おつとめごくろーさんです」




音は暴走族のバイクの音だった。…青がヘッドの。
青いわく、若を利用しようとした奴らをシメてからなったらしいんだけど…何やってんだこいつ…













私達が本家に向かっていると、何かさわがしい音が聞こえてきた。


『本家の方から聞こえますね〜』

「え…?ちょ、ちょっと待って!?」




本家では、何故かみんながバカ騒ぎ、基、宴をしていた。

本当なら私も混ざりたいとこだけど、きっとこれからみんな若に怒られるんだろうな〜。
…よし、ご飯は首無あたりに部屋に持ってきてもらうとして、部屋に逃げてよっと。

『若、私部屋にいますね。』

「うん…」














私が廊下を歩いていると、若の怒鳴り声(+破壊音)が聞こえてきた。…やっぱりね。









.

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ