本家のあまのじゃく
□義兄弟に怒られる
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鴆が帰って少ししたら、若が出かける準備をしてた。
『若ーどっか行くんですか〜?』
「あ。名無し。鴆くんの家にあやまりに行くんだ!
後、ボクは人間だってことを説明してくる!」
『へー…。鴉天狗と?』
若の横には少し困った顔をした鴉天狗がいた。
ていうか、若って何気に神経図太いよね〜。
そんなことしたら、鴆はますます怒るだろうに…。
「そうだ。お前もこい!」
『え!何で…』
「ボソッ(鴆殿を怒らせて何かあったら困るだろう。」
あー…。それもそうか。
でも今夕方だし…。
もう少ししたら男になるんだけどな〜。
ま、いっか。
『じゃー若、すみませんが15分程待っていただいてもいいですか?』
「?うん。でも何で?」
『男に変わるんで、変わる瞬間を見せるのはちょっと…』
「あ、そっか!いいよ!じゃ、大丈夫になったら外に出てきてね!」
『ありがとうございます』
『もういいですよ。』
「…やっぱり、名無しって男になるとものすごい美少年だよねー…。」
『そうですか…?』
「うん。カナちゃんなんてこの前の時見惚れてたよ。」
へー。てっきりカナちゃんは若が好きなのかと思っていたが…。
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