□dreamless
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夢の無い僕は下を向いて歩いてて
東の朝を彩る太陽も
漆黒の闇を照らす満月も
僕の目には入らない

草木は頭上に輝く太陽を見つけ
生き物たちは喉を潤す泉を知った

そんな風に僕以外のもの達は
自分の居場所を見つけ
自分の生きる意味を知った

周りのものと変わらぬはずだったのに
何時の間にか置いてかれ
取り残されたことにも気付けずに
僕は闇の中で抗うばかり


僕が描いていたのは
楽しくて
面白くて
笑顔になれて
「夢」に理想を重ねてた

夢の無い僕にも
理想じゃない事
辛くもある事
少しずつ分かってきた

僕の人生(うた)には
答えはなく
道標(みちしるべ)もなく
ただ淡々と人生を詩うだけ

夢に続く糸を
1日1日
一歩一歩
辿るだけ

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