10/13の日記
14:13
リクエスト『望む答えが出るとは限らない』
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『高杉が朧の骨を取り込んだ後、全国紙に上半身裸を晒した時の銀時の心境は?』
「…って質問来てますけど。」
「あーやっぱ結野アナは良いな〜いつ見ても癒されるわ〜」
新八が気不味そうに尋ねる一方、銀時は頬杖をついてテレビを見ている。
「銀さん聞いてます?てか結野アナ映ってないですよ。」
「最近の花野アナも良いよな〜まぁ昔から根性ある子だったし?磨けば光るなって思ってたよ俺は。まぁ俺は結野アナ派だけど。」
「銀さん、聞こえてるんでしょ。あと今映ってるのピ○コだし。」
はあ、と新八は溜め息をつく。
「もう質問くらい答えてくださいよ、単行本も75巻。てか表紙の神楽ちゃん変わり過ぎてますよね…」
「おい新八、仲間内でやらしい妄想すんなよ?流石の俺でもフォロー出来ねぇから。」
「やらねーよ!てかやっぱ聞こえてんじゃねーか!」
「ウルセェェ!お前みてーな○貞に全国誌で嫁の裸晒された旦那の気持ちがわかるか!!」
「○貞関係ねーだろ!て言うか嫁って高杉さん男性ですし、上半身裸なんて少年漫画なら毎回やってるようなもんじゃないですか。」
「お前な、虚の心臓云々の段階で水も滴る高杉を晒された挙げ句に知らねぇオッサン等に触らせてるわ…その上洋装の上半身裸?旦那の俺ですら最近見れてなかったものを何で世間の奴等と一緒に見なきゃなんねーんだ!夫婦にとって浮気は大問題だろ!」
「それより僕は高杉さんの格好で散々醜態を晒したアンタの方が大問題だと思いますけど。」
「あのシリアス気取りの男が脱糞しようがチビろうが其こそ些末な事よ!」
「さっちゃんさん!?」
銀時の頭上(天井)から現れた猿飛は銀時の横に座ると直ぐ様椅子から落とされた。
「誰の許可を得て隣に座ってんだ雌豚アン?元はと言えばオメーが毒盛らなきゃあんな醜態晒さずに済んだんだよ、あの後俺がどんなに苦労して高杉に許してもらったと思ってんだ。」
「相変わらずのドSっぷりね銀さん!と言うか銀さんだって知らなかったんだもの、解ってたら毒なんか使わないわ。」
「ふん、銀時が好きな割にはあの程度の変装も見抜けねェんだな。」
「たっ高杉さん!?」
高杉は新八の隣で茶を啜り、ほぅと息をつく。
「何あなた!こんな所まで出者張る気?」
「如何なる場合でも勝手に召喚されるのが此処の掟だ。」
「つーか高杉、新八の隣に座るとか問題だから。此方に来なさい。」
「テメェの隣には雌豚がいるだろ。」
「ちょっとアナタに雌豚とか言われたくないんだけど?全っ全興奮しないの、アナタどうせMじゃない。MのクセにSを気取らないでくれる?銀さんにコスプレさせるとか貴方何様?」
「銀時が勝手にコスプレしただけだろうが、俺からすりゃ醜態晒されて不愉快極まりねェ。それから俺はMじゃねェよ、調教するのはお手の物さ。」
「M男は皆そう言うの!アナタはどう見たって調教される側じゃないの。ちょっと銀さんにコスプレされて剛だからって調子にノってんじゃないわよ、銀さんは私のもの!貴方だろうと旬だろうと剛だろうと監督だろうと邪魔はさせないわ!」
「剛も旬も知った事か。今から調教してやらァ、面貸しな。」
「上等じゃないの!私を調教出来なかったらあの毒を今度こそプレゼントするわ、トイレ祭りが楽しみね。」
こうして二人は隣の和室に入り、五分後…奇妙な猿飛の声が万事屋に響いたのだった。
「僕ら完全に空気ですね…というか高杉さんSだったんだ…」
「新八。」
「何ですか?」
「人生に一回くらいドSが調教されても…良いよな…?」
「調教されにいくつもりかアァァッ!!何変なスイッチ入れてんですか!やめてくださいよ!?」
こっちはこっちで一悶着。
おしまい
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