小説 集似

□参る
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「…骨壺、じゃねぇな…何だコレ…」


どうやら少し大きめな其の容器が引っ掛かって戸が閉まらなかったらしい。


銀時は其れを正そうと動かす。


すると容器の蓋が擦れて開いた。


「おっと…割らねぇ様にしねーとな…」


骨壺でないならば恐くは無い銀時は、蓋を閉め直す。


容器の中には割りと沢山の何かが入っていた。


「何だコレ…?」


覗いて見ると中には色褪せた御守り等が入っていた。


「…これ…」


銀時は其れ以上探る事はせず、綺麗に納めて石戸を閉めた。


石戸は引っ掛かる事なく閉まった。


「…ふぅ、騒がしくて悪かったな。先生。」


銀時は呟いてその場を後にした。








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