嘘喰い
□AFTER the PANDEMIC
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「…お前のせいでっ…!!お前がアイツを連れてきたからっっ!!!!何もかもめちゃくちゃになっちゃったじゃないかっ……!!
……お前のせいで……っ!!!!
お母さんもお父さんもねぇちゃんも……!!!!」
「…違う…違うの……
違うのよっ…!!
アイツが……
勝手に憑いてきちゃったのよ…!!」
<●><●>カッ!!
『きゃあああぁあ゛ああ゛゛゛ぁっっっっつっ!!!!』
「だいじょぶっ!!だいじょぶっ!!大丈夫だから名無しさんちゃん落ち着いてよ!!」
『やだぁああぁぁぁああぁっっ!!貘さんやだぁああぁぁぁああぁっ!!!!』
「大丈夫だって!!終わったよ終わった!!ねっ?ほら終わったよ!!!!!!」
『(号泣)』
「か「貘さん僕知りませんからね〜。」
「マルコも知らない。名無しさんごめんね。アイツだけは倒せないよ。」
『(号泣時たま頷く)』
「名無しさんちゃん、今日はもう遅いし泊まっていきなよ?
1人じゃ帰れないでしょ?」
『(号泣)』コクコクッ
「だそうですよ貘さん。」
「えぇ、あ、うん…!!」
「責任とって落ち着かせてあげて下さいね?」
「ぇ、俺っ…!?」
「貘さんが言い出したんじゃないですか。ホラー映画鑑賞大会。
僕だって一気に4本も見たら堪えますって…」
「マルコも疲れた。それにマルコよりも強い奴が沢山いることを知ったよ。貞子だけは何やっても絶対に倒せない。確信したよ。」
「ちょっ…マルコはともかく梶ちゃんこーゆーの苦手「マルコ寝るよー?」「はーい。」「このやろ。」
「じゃぁおやすみなさーい。」
「おやすみー!」
「おやすみー…」
『おゃすみ……』
「………」『………グズッ』
「ご、…ごめんね?名無しさんちゃん…?」
『いえ……』
「じゃ……ぁ、寝よっか…?
俺…眠れるまで側に居るよ?」
『……はぃ。そうしてもらいたいです……』