過去作品2
□元旦:シグ
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「わぁー」
「あれ、シグ」
「あ、少しぶりだねー」
「まあ、冬休みが始まったのは一週間前だから少しぶり…じゃなくて、なんで此処にいるの?しかも一人で」
「えっとね、アミティ達と一緒に、君が働いている神社に来ようって言ってたんだー」
「へー、で?」
「最初は皆一緒だったんだー」
「うんうん」
「しばらくしたら珍しい虫を見掛けてねー、ふら〜って見てたら、皆どっかに行ったんだー」
「予想通りの行動」
「ねー、アミティ達知らない?」
「知らない知らない」
「あれ〜…?もしかして、それ巫女さん衣装?」
「うん、そうだよ」
「クルークが、"馬子に衣装"って言ってたよ」
「ありがとう、シグ。君のおかげでクルークが休み明けに私にぼこぼこにされることが決まったわ」
「そう?」
「誰が馬子よ…あのがりがり勉め、覚悟しとけよ…」
「ねー、お楽しみ中ゴメンなんだけど、今 暇?」
「うん、掃除も終わったから」
「だったらさ、僕と一緒に回らない?」
「ん?」
「僕、ここあんまり分からないから、教えてほしいんだけど…ダメ?」
「え、良いけど…アミティ達は?」
「いいよ、後で謝れば。ね、行こっか」
元旦:シグ
(あっれー?シグ何処?)
((((あっ))))
気付いた