過去作品

□焔
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ある少女は言いました。


「淋しくなったら此処にくるんです」


と、そしていつも誰かを待ちます。


来るのかも知らないのに、ずっと寝転がりながら誰かを待ちます。


そして、


空より深い青が見えました。


少女は起き上がります。


少年は顔色を変えずに、少女の近くにたちすくみます。


「お帰り、アイク」

「ああ、ただいま。くるみ。」


そう少年もといアイクが言うと、少女もといくるみに抱き着きました。


ボロボロの服のアイクは、とても嬉しそうに笑ってます。


また、ボロボロの服のアイクを抱き留めるくるみも、とても嬉しそうに笑ってます。


二人は互いに想い合ってます。


だからそれなりの行動もします。


行為もします。


アイクはくるみをそのまま野原に押し倒しました。


 


「ちょ、アイク?!誰かが来たらどうす・・・んッ!」

「来たら、見せびらかせば良いだろ。それともくるみは嫌なのか?」


アイクは微笑みながら言いました。


くるみは仕方なさそうに笑います。


そしてそのまま、アイクに身を委ねました。


「マスターに見つかったら、アイクのせいだから」

「・・・くるみのせいもあるだろ」







熱すぎる光

火傷にご注意を




 

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