過去作品
□修行！
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「ﾅﾀｸー!!修行相手になってェ!!!!」
朝から元気な声が、辺りに木霊した。
「･････良いだろう。」
そんな馬鹿に仕方なく付き合うﾅﾀｸは、いきなり乾坤圏をくるみに向けた。勿論、
ドゴォオォオオオン･････!!
いきなりの不意打ちに、くるみは当たってしまった。辺りに煙が立ち込め、ゆっくりと辺りに散り散りに散って行った。
「ﾅﾀｸーー!!手加減しないでよね!!」
しかし本人は無傷であった。
ﾅﾀｸは心配の顔を一つも見せず、再び乾坤圏をくるみに向けた。今度は己の宝貝を前に向け、乾坤圏の軌道をずらした。
くるみはずらせないと思っていたのか、ﾅﾀｸの乾坤圏を打ち破り、喜びに満ち溢れ、跳びはねた。
「･････まずまずだな。」
「ΣΣΣあっ、って事は、本気じゃないの?!」
「当たり前だ。」とﾅﾀｸは冷静に言った。くるみは今度は悔しそうに、地面に寝転がった。
「に゛ゃー!!手加減無用って言ったじゃん!!」
「聞いてない。」
子供の様に暴れるくるみの頭を、ﾅﾀｸは静かに撫でた。
「くるみ。お前、強くなる。それまで修行だな。」
「････ッ//////わ、分かってるよ!!」
不意打ちばかりのﾅﾀｸ。少し微笑んだのも、意外な不意打ちであった。
修行!!
(ﾅﾀｸ、笑うの無し。)
(････??何故だ??)