短篇集
□短編集
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[白哉、今日家に行っても良い…?]
『ん…?どうしたんだ急に…。』
いつもは自分から家に来たいとは言わない彼女の突然の質問
[だって今日は…。
白哉の誕生日でしょ?]
誕生日…?
『ーそうか…それは忘れていたな…。』
本当に、ただ素直に忘れてた
[ふふ…白哉ったら、自分の誕生日も覚えていないのね…。]
くすくすと綺麗に笑う彼女が、いつもより愛しく思えた
『誕生日…覚えていてくれてありがとう。』
[…当たり前でしょ?恋人なんだから///]
自分で言って自分で照れた彼女
自分の誕生日一つさえ覚えていてくれる
それだけでとても嬉しく感じ…
そんな彼女を、これからもずっと護っていきたいと思った
byひめの