短編小説

□罪よりも罰
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「それとも……課長は」
「っ、イッ…痛っ…!!」
「こうされる方がお好みですか?」
「ギヤッぁァァ!!…ぐ、っつく!」

グリッと今度は腹を押し潰された。予期せぬことに無防備な茅ヶ崎はされるがまま。内臓を押し潰される衝撃に声を放った。
ニヤリと根岸が笑う。見えなくても根岸が面白がっているのは一目瞭然だった。

「こんなことしても萎えませんね。課長ってマゾヒストだったんですね」
「…っ!!ちが…っ!」

否定して首を振っても根岸は嘲笑うだけ。その顔のまま、茅ヶ崎のペニスを示した。
痛みに萎えることなく、反対に反応するように雄は硬くなり天に向かいそそり立っていた。先端からは耐えきれない液が零れ落ちている。

「…茅ヶ崎課長、何してたんですか?」
「っ、ん……な、に?」

根岸は茅ヶ崎の足の間に腰を降ろす。そして茅ヶ崎の上から見下ろすように覆い被さった。
茅ヶ崎は問われた意味が解らず聞き返す。目前に迫られた精悍な顔に心臓が早まってしまう。

「ヒャッ、ヴッ!!」
「課長は先程、何をしてたんですかねぇ?」
「イッ!!…っ、はな…ヒィゥ!!」

グッとペニスを掴まれる。思いがけない行為に茅ヶ崎の腰が跳ねる。

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