氷帝1
□小話集
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【青】>>忍足侑士
「侑士…」
「んー…?何や…?」
青く晴れた空の下
木漏れ日と暖かい風が包む2人だけの空間
「空と海って…恋人同士かな?」
「なん、ソレ…」
眠そうにまどろみながら呟くような会話
「だってさ…、水平線に遮られてるけど、海は空を、空は海をいっつも見つめてるよ?」
私が侑士を、侑士が私を見つめているように
いつも側にあるんだから
「んー…けど、水平線に遮られてるやん?」
「そうだけど…」
「せやったら、空と海のぶんまで俺らがラブラブになろか?」
空の青と海の青
決して混ざり合えないけれど
永遠に恋い焦がれていくんだね…
私とあなたのように……
+Fin+