Bleach:惑わされる真実
□おやつの時間
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「失礼します。山本総隊長、いらっしゃいますか?」
『おぉ、月島か。入ってよいぞ。』
サラは部屋に入り深く礼をすると、微笑み、先ほど作ったお菓子を差し出した。
「ほう、これは美味しそうじゃな。では、茶の用意でもしようかな。」
元柳斎は雀部にお茶を入れさせると、ドーナツを一口食べると、美味しいと顔をほころばせた。
『よかったです/// こちらにはない物なので総隊長さんのお口にあうかちょっと心配だったんです』
「いや、たまには西洋の菓子も良いものじゃな。それはそうと月島、どこの隊に所属するか決まったか?」
『あ、はい。大体は決まっています。ですが、私が学びたいことは剣術と鬼道。なので・・・』
「なるほど。十一番隊の奴らは鬼道がめっぽう弱いからな」
『フフフッ。総隊長さんは、何でもお見通しなんですね』
二人は目を合わせると笑いあった。
「うーん、そうじゃな。それならば、二つの隊に所属してもよいぞ」
『え?!本当ですか?!』
サラは予想外の言葉に胸が跳ねた。まさか、この厳格な総隊長からこんなことを言われるとは思ってもいなかったから。驚いた顔がサラから読み取れたのか、笑いながら元柳斎はお茶をすすった。
「まぁ、元々お主をココへ受け入れる事自体が異例じゃからな。異例の一つが二つになるのもさほど変わらんじゃろ。」
『あ、ありがとうございます!!』