Bleach:惑わされる真実
□優しい手
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「そ、そうか・・・。私は今執務中だ。六番隊の事は恋次に色々聞けばよい。」
『あ、はい。ありがとうございます。朽木隊長はルキアのお兄様ですよね?お暇があったら、またお話しましょ?』
「分かった。」
そう言うと白哉は恋次を呼び、稽古場や、して貰うことになるであろう執務の話をサラに説明させた。
「っと、まぁ仕事の内容はこんなもんだろ。六番隊はどうだった?」
『んー、とってもいい隊ですね!何より阿散井副隊長もいるし、朽木隊長もすごく優しそうで素敵な方だし』
「ん・・・?朽木隊長が優しい?! まぁ確かに優しい時もあるが・・・あの人の性格を一発で見抜くなんて、お前やっぱすげぇな!」
『朽木隊長は口数は少ないと思いますが・・・。慈悲に溢れてて心優しい方だと思いますよ』
「そーなんだよ!俺はあの人が一番の目標なんだ! って素敵な方って・・・もしかして隊長に惚れたか?!?!」
恋次は一人で勝手に妄想しながらサラの方を揺さぶった。何やらすごい剣幕だ。どうしてそんなことを言われたのか分からないサラはキョトンとしながらこう言った。
『いや・・・!朽木隊長は素敵ですけど、惚れたとかそういうのでは・・・え?これは惚れたって事なんですか?』
「(どうやらコイツは天然らしいな・・・)いや、多分違うと思う・・/// 悪ぃ、変なこと言ったな。まぁ、気にすんな///」
恋次は取り乱した自分が恥ずかしくなり、顔を赤くしながらサラに言いながら、廊下を歩いていた。すると・・・
「おやおや、やっと見つけたヨ。ネム、こやつを捕らえてくれ」
「はい、マユリ様」
突然現れたのは十二番隊隊長の涅隊長と同じく副隊長の涅ネム。サラは咄嗟の事に対応できず、ネムに捕まってしまった。
『!!』