Bleach:惑わされる真実
□戦い
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一護達は一人ずつに別れ、それぞれの道を進んでいった。戦闘能力の分散は勝率は下がるが、効率的だった。サラは敵と遭遇する前に会いたいと、瞬歩で移動する。
すると、そこには一護と小さい緑色の髪をした少女が姿を現した。
『一護・・・・・』
「っ・・・サラ!!!」
一護はサラに歩み寄ろうとした。しかしサラは一護を見つけたものの、そこから動こうとしない。不思議に思った一護は立ち止まり、ただならぬサラの敵意に身を震わせる。
『一護・・・・ここに来たからには私はあなたと戦う』
「おい、お前何言って・・・」
『天に舞え・・・・白蝶蘭』
サラは一護が言い終える前に静かに始解した。サラの斬魄刀の威力を見たのは数えるほど、しかも現世に居たときより格段に能力が上がっている。一護からは冷や汗が流れた。
目の前に居るのは仲間だった人物――― しかも自分の愛する人。
その女性が今は自分に敵意を持っている。いや、殺意にも似た感情だろうか
『そんなに余裕でいいの・・・・?』
サラはニヤリと笑いながら一護の背後に瞬歩で移動し、刀を振り下ろす。一護はサラの方に向きを変え、その一撃を斬月で受け止めた。
「クッ・・・お前いつからそんなに強く・・・っ!?」
サラの刀を受け止め、ギリギリとサラの剣に押されていた。
『後ろ、気をつけたら?』
背後に気配を感じた一護はサラの刀を弾いて背後を見る。すると、解放した斬魄刀の蝶がするどい硝子のようになり、無数に一護に向かっていた。
「くそっ・・・!」
一護はそれをギリギリで交わし、サラと距離を取った。
「・・・・サラ、本気なのか・・・」
『私はいつでも本気よ』