Bleach:惑わされる真実
□長い一日
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翌日―――。
『あーぁ、昨日の日番谷隊長恐かったなぁぁぁ・・・。普段は優しいのに、怒ると霊圧があがって、ピリピリするし、すごい剣幕なんだもん・・・』
しょげながら昨日したことを少し後悔し、下を向きながら歩いていると、突然前の何かにぶつかった。
『ブッ!!!い・・・痛ぁぁいっ!!』
ぶつけた鼻とおでこをさすりながらそちらの方に目を向けると、坊主(ハゲ?)と眉毛に羽を付けた特徴的な二人がそこには居た。
「おぉ!お前が現世から来たサラって奴だな?!俺は十一番隊第三席、斑目一角だ!」
「僕は同じく十一番隊第五席の綾瀬川弓親。それにしても、君は美しいね。この美しい僕の横に居て見劣りしないのは君ぐらいだよ・・・。」
『はぁ・・・・。』
一角の性格はなんとなく想像付いたが、弓親は・・・ナルシストなのか?なんか変な人。
友梨子は彼らをハゲとナルシストという覚え方で記憶し、なぜココに居るのかをたずねた。
「そうだっ!!それが・・・・。うちの隊長がお前を呼んでるんだよ。昨日の騒動でお前の霊圧の高さを感じたらしくてな。どうやらお前と殺りあいてぇらしい。」
『ヤり合う・・・?稽古を付けてくれるってことですか?!?!』
サラは餌を貰った犬の様に懐いたようにキラキラした上目遣いで一角と弓親を見た。まるでそこに尻尾でも生えてきそうな表情だ。