学園アリス
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とうとう着いちった、“アリス学園”…何て言うか
『デカすぎじゃね?』
てかデカいよ、デカすぎる。こんだけデカいと税金も大分掛かってんだろうなぁ…。
『こーいう所の金を削ってホントにいる所に回せってんだよ、』
初めまして、時田 恋と申します。
今日からここ、アリス学園に入ることに。迎えの車があったらしいんだけど…
『ん?あの子、』
な〜んか、詐欺にあってない?てかあってるよ、絶対。
『そういう馬鹿な子程ほっとけないんだよねぇ。』
しゃーない、いっちょやるか。
『すーいーまーせ〜ん、その子どこに連れてく気ですか。』
うっわぁ、近くで見るとブサメンズ…
「んあ…、君もここに入りたいの?」
アリス学園を指差しながら言うブサメンA。
『イヤ別に。』
「せっかくだし君も来なよ。」
そう言いながら近づいてくるブサメンB。それ近よんじゃねぇよ(-_-#)
「ちょっと待ったお仕事の邪魔して申し訳ないけど、その子猫ちゃんをどこへ連れてくつもりかなー」
…ヤバい効果音が聞こえる、こいつら(ブサメンズ)よりヤバいかもυ
「何だお前っ」
「何ってアリス学園の教師」
「「「うそだっっ」」」
うんうん、あんなのが教師だったら教育上ヤバいだろ。
「え何で?」
ホントだよーって言っても無視されてるし…
「ふぅ…
さ よ う な ら」
そう言い終わるとブサメンズは赤面しながらそそくさと帰っていった。
教師を名乗る男は女の子に近づいて
「あぶないとこだったね…
君も早くおうちに帰んなさい』
こいつ多過ぎだろ。まぁこれでこの子もかe「わかった!!お兄さんっ、もしかしておカマさんやーー!!」
…あれ?
何で効いてない?
「佐倉蜜柑ちゃんって言うんだ」
「はい!…あのぉそっちの子、」
只今変人に腕を捕まれてます。
…別に逃げないよ。
「ん?この子は今日からアリス学園に入ることになってる子だよ何でここにいるのかは謎だけど理由を教えてくれるかな」
相当大騒ぎしたんだろうなぁ。
『…だって車の中知らない人しかいないし、』
頭にマークをつけている二人。
『…知らない人とか怖いじゃん。知らない人と居る時の空気とか無理。』
「え〜と、それはつまり人見知りって事かな?」
『…
直訳どうも。』
そんなはっきり言わなくても…。