雑文章
□GLA 2013
4ページ/9ページ
「私と恋人になろう!」
グズグズ泣きじゃくっていた私を前にして、我が親友は言った。
「はぇ!? なに、えっアンタなに言っ……」
「もー我慢なんないの! 君、男運なさすぎなんだもの。これ以上男で泣くのみてられない」
確かに、男運ないのは認める。今泣きまくってるのもついさっきまで恋人だった男のせいだけど。
「でも何故、そういう話に……?」
「いやもう、私が幸せにするしかないかと」
「うぇえ!? そ、そんな突飛なっ……いきなり過ぎるよ!」
「いきなりでもなんでも良い! もう私は君を幸せにすると決めました。付き合いましょう!」
「えええええ」
もう私の頭から、さっきまで泣いていた原因の男の事は消えていました。
▲
好きな子を自分で幸せにすると決めた子。