♪short♪


□vol.3
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君が僕に色をくれた








白と黒しかなかった僕の世界








鮮やかな彩りをくれたのは君だった








陽の当たる午後、








あたたかな中庭が君の特等席








君は真っ白なキャンバスに、







次々と鮮やかな色をのせていく








君の手の動きに心奪われて









輝きを放つのは、









その美しい絵なのか、









君なのか












『白が一番好き』









君がそう言ったから










その手で、その筆で、何色にも染められる白











それが理由?










そう聞いてみた










君は軽く首を振って










嬉しそうに笑うんだ













『あなたの髪の色だから』












ほら、君はまた僕の世界に新しい色をくれた


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