長文

□STAGE7
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一面、暗い。

黒に、包まれている。


ああ、そうか……

この黒は、瞼だ……。





意識が覚醒した。

重い瞼を無理矢理あけて、辺りを見舞わす。

―――……ここは、私が何度も見た場所。
罪人を、生かして置く場所に、よく似ていた。
ただ一つだけ、私が鎖に繋がれている点を覗けば。
手を動かし、壁を撫でる。
ザラザラと、古びた石の感触だけ。
はっきりと分かった事。

………マースは、もう仲間じゃない。

それから、大総統も。

頭が痛い。
鎖の床と当たる音が反響して、痛む頭に響いている。
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