歌詞小説
□静かな夜に
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じっくり、かんがえてみた。
目を閉じて。
するとなぜか涙は溢れ、眠れぬ夜を迎える。
また浮かぶ景色を見ては指でなぞる...
でももうそれは形さえ薄れて消えてゆく。
胸の鼓動に身を任せ また目を閉じた。
‘僕に夢はあったのだろうか...‘
その事実さえ消えてゆく。
一つだけ、分かった。
僕には愛する人がいた。
でも君は僕に別れを告げたんだね...
誰かが僕を呼ぶ声やブルーの面影は君だったのかな...
雨音が激しくなり、僕をひんやりした空気が包み込む。
...月は君を思い出させるよ
やっと雨がやんだ森の上に、顔をのぞかせる月。
儚く、そして美しく輝く...
‘会いたいよ...‘