歌詞小説
□静かな夜に
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雨音で埋もれた森深くで、僕は記憶の破片を探す。
‘僕に光は見えるだろうか?‘
幾つもの過去は重なり、また消える。
見覚えのあるブルーの面影を見ては
僕の中の記憶の破片(カケラ)はうずく...
君にこの思いを伝えることはできるのかな...
風に乗せて君の元へと運んでみる。
やっと見つけた光に手を伸ばすと
それはあとかたもなく消え去って
僕の後ろを通り過ぎる。
まどろむ森は
いつか目覚めることを忘れ草木を濡らし続ける。
その姿さえ見覚えのある景色...
でも、その瞬間には戻れずに
静かな夜、一人未来を描く...