オリジナル
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李空Side
目を開けると、窓から差し込む光はオレンジ色になっていた。
いつの間にか寝ていたらしい。どれくらい寝ていたのだろう。
寝た後特有の頭痛に眉を寄せる。
上半身を起こし、何をするでもなくぼうっとしているとすぐ傍にあるドアが開いた。
反射的にそちらに目を向ければ、驚いた顔をしている牙と目が合った。
「李空…起きてたの?夕食あるけど…」
「夕食?牙が作ったのか…?」
「な……三人で…」
三人?
ベッドから這い出てから気づく。
帰ってからそのままだったから、任務着だ。
着替えてから行くと伝え、クローゼットをあさった。
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