オリジナル

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数分走り回っていると、どこからか悲鳴が聞こえた。

前方の階段を上ってすぐの所にある部屋からだ。

一瞬赤石かと思ったが、あいつは悲鳴なんてあげないし声も違う。
赤石についていった奴だろうか。


慎重に階段を上り、その部屋のドアの前で様子を伺う。


「あれ、部下護らないんだ」


中から声が聞こえてきた。
予想するに、この声は今回の事を起こした人物だろう。


「なぜ俺がそんなことを」

「自分の身は自分で、か」


不機嫌そうな赤石の声が聞こえてきた。

それに、この声の人って…。


…みな、づき……?





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