Nobel
□本当の気持ち
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いつからこの気持ちは芽生えたのだろう?
いつの間にか、幼なじみってだけではなくなっていた。
付き合い始めて一週間。
…いや、俺が告白してから一週間。
気持ちに気づいてからも、伝えることはないだろうと思ってた。
伝えたところで敦盛が困るだけだとわかっていたから。
でも我慢できなくなって。
敦盛に気持ちを伝えた。
ストレートに、ただ、「好き」だと。
「俺と付き合ってほしい」と。
俺に突然そんなことを言われて、驚いた顔で固まってて。
暫くの沈黙の後、
「…ああ。私でいいのか?」と返された。
今度は俺が驚く番で。
気持ち悪がられるとばかり思ってた。
だから余計に嬉しかった。
それから毎日一緒に過ごして。
こともあろうに浮かれてて、俺はアイツの表情が明るくないことに気がつかなかった。
アイツは“嫌”だと言えない性格。
お前は、断れなくて俺と居るの?
俺と居て、楽しい…?