君と僕の物語
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バンッ──
私達の中で長い間、沈黙が流れていたのを壊したのは、破壊されるほど勢いよく開いたドアだった。
「ハァハァ…っ!!
リラ様っ!大変でございます!!」
リラの専属メイドである1人の突入に一同にどよめきが走る。
「何事?」
「リラ様が帰ってきたとの事で御世話に伺ったところ………。
っ!!見た方が早いかと。」
ただならぬメイドの雰囲気にリラは自室へ走った。
獄寺「スクアーロ、案内してくれ。」
「わかった。急ぐぞぉ!!」
第十一話
「血の文字なんて美しくないわ」