君と僕の物語
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あれからすぐ目的地に着いて……
それからは覚えていない。
ともかく心が荒れきっていて。
躯は勝手に人を殺していた。
殺しが躯に染み付いてると思うと何だか急に気持ち悪くなった。
なんと穢れた躯だろう──。
そしていつの間にか自室に戻っていた。
血でベトベトの服をメイドに渡し、風呂に入る。
薔薇の香りが疲れた心を癒してくれた。
泡で穢れた躯を皮膚が悲鳴をあげるまで洗い続けた。
第七話
「君がそれで良いと言うならば」
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