君と僕の物語

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獄寺「単刀直入に言う。
“白蘭”を知っているか?」



「…なにそれ?花の名前?」

「本当に知らないのか……?」


「知らないわよ。なんなの一体!?
ずっと任務で疲れてるのよ。書類も出さなきゃいけないし。


……このヴァリアーの態度は何?」




首筋に血が流れていく。


そこまで傷は深くないのに何故か痛くて、痛くて。


心臓をぎゅっと握りしめられたような、そんな痛みだった。



スクアーロから剣を向けられたのなんて初めての事で。

スクアーロからそんな目を向けられるのも初めてで。




愛する人によって傷つけられたのは間違いなく躯ではなくココロだった。





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