Gift(リクエストもここです)
□I want!!
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いつものように真撰組隊士の二人は歌舞伎町の見廻りをしていた
この二人の『いつも』は
しょいもない口喧嘩をしたり
銀時を取り合ったり
土方が殺されそうになったり…
だが、今日は違った
二人とも暴れることがない
しかしどちらも殺気立っていた
「土方さぁーん、そろそろ本気で死んでくれませんかねィ?」
「俺は銀時を幸せにする義務があるんでな、だからてめェが死ね」
ピクッ
「聞き捨てならない台詞が聞こえてきやしたぜ」
「ハッ、何の事だかさっぱりだな」
「まぁ銀時さんは俺みたいに若くて剣が強い男が好きと言ってましたがねィ」
ピクッ
「オイオイ、妄想も大概にしろや総悟」
「どっちが妄想でィ、ストーカー野郎」
「黙れガキが、てめェは年的に相手にされないんじゃないのか?」
「あ゛?殺しやすよ…?」
「上等だ、コラ…」
「全然上等じゃないですよ、コノヤロー」
「「…へ?」」
二人の殺気が恐すぎて周りの人々が近付かない中、銀時がいきなり間に立った
「ったく、御宅ら警察でしょうが。こんな真っ昼間から何でそんなイライラしてんですかァ?つか、それを止める為だけに万事屋に依頼が来たんだが?」
「すいやせん銀時さん…」
「すまねェ銀時…」
「君たち…俺に謝ってどうすんだっつの、ちゃんと皆様に謝りなさい」
「「スミマセンデシタ」」
「まぁいいや…皆さん許してあげるよなッ!!」
『もちろん銀さん!!』
「良かったな、で、何で殺気立ってんの?」
この質問に二人は少し意気込んだ…