友情詩

□ずっと・・・。
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 ずっと・・・。 

私は、高校生になった。
なったはず・・・。
なったはずって言うのは、私が通っている高校は中高一貫校。
メンバーはあまり変わらない。周りを見ても、見慣れた顔がほとんどだ。
高校から入ってくる人は、20人程度。
それに比べ中学からあがってくるのは40人。
普通の高校に比べれば、学年の人数は少ないほうだと思う。
クラスは2クラスしかない。
また、私の学校は男子と女子の定員が決まっていない。
私たちの学年はほとんど同じだが、1年上は5対2ぐらいの割合だ。

「紗奈、早く早く。」
「分かった。今、行く〜」

えっと、一応自己紹介を。
私は聖 紗奈絵。
さっき言ったとおり高校生になりました。
で、話しかけてきたのは、佐々木 和葉。
和葉とは、小学校からの付き合いだ。
いわゆる、幼馴染というやつだ。

和葉が早くといった理由は・・・
「また、同じクラスだよ!!」
「ほんと?」

クラスの発表。

「紗奈と和〜。」
「あ、裕太。裕太は何組?」
「紗奈と和と一緒。B組」
「えー。」
「また〜??」
「いいじゃん。」

えっと、裕太って言うのは、私のもう1人の幼馴染。
和葉よりも長い付き合いだ。
私が覚えているのは幼稚園の頃からだ。
でも、家が隣ということもあって、
本当は、もっと小さい頃から知っているらしい。
まぁ、とりあえず私を含む三人は仲がいい(方だと思う)。

「ねぇねぇ、今日、遊ばない?」
「なんで?別にいいけど。」
「また、同じクラスになったお祝い?」
「毎年の事じゃん。」
「じゃあさ、今年は誰の家でする?」
「「和葉」」
「今年はじゃないよね」
「また??」
「だって、和葉の家大きいし、お母さん優しいし・・・」
「お菓子美味しいし、何でもあるから。」
「あ〜、もういいよ。
うちの家でやるんでしょ。」
「「うん!!」」

まぁ、毎年この調子で和葉の家でやっている。
何回目だろう?
これからも続くといいな。
ずっと、ずっと・・・
三人で
いる楽しい時間が・・・。



                          END
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