【 恋心ヴィーゲンリート 】

□【冒険の記録0:プロローグ】
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“海”とは、天空を父に、大地を母に持つ幼子であった。

そして同時に、我々の全てを創造した母でもあった。


今思えば、その海から多くの命が生まれたのかと考えると、何とも不思議なものであるが…。



実は、この世界には…そんな海に愛され、加護を受ける一族がいたらしい。

ココに、ソレは“海の神[ポセイドン]”という名の一族であった、ということを記録しておこう―…。



彼等は海のような美しい瞳をしていた。

特に、彼等を統べる王族らは“不思議な力”があった。

残念ながら、コレは私も詳しくは知らない。


しかし、冒険をすれば不思議と情報が手に入るもの。


その力は、“海のチカラを借りる”というものらしい。

“操(あやつ)る”のではないのだ。



そして、そんな不思議な力を持つ一族の王族等は―…。


人々からは“海の護り神”と崇(あが)められ、海賊達からは“海の財宝”と狙われ、政府からは“海の支配者”と恐れられ―。



やがて伝説となったのだった―…。






【冒険の記録0:プロローグ】 ―今こそ冒険の時!―



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