どこにいても
□第三話
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平子さんに腕を引かれ移動すること数十分。どこに連れていかれるんだろ;と考えていると見たことがある店に着いた
【浦原商店】
そう書かれてる店の前に立った
――――ガラッ!
「喜助〜おるか〜?」
勝手に中に入るとちょっと待っててくださ〜いと奥から聞こえる。
ここが浦原商店。思っていたより何とゆうか…古くさい;
「――――っ!
…すみません、お待たせしました。どうぞ上がってくだサイ」
「邪魔するでぇ」
『お、お邪魔します…』
ん?何か今喜助さん驚いた?
って、そんな事よりヤバい!喜助さんの家に上がっちゃったよ!
へぇ、中ってこんな感じだったんだぁ
ついキョロキョロしてしまう
「えぇと……「刹那ちゃんや」
「あっ、あぁでは刹那サン少し此方でお待ち頂けますか?アタシは向こうで平子サンとお話してきますので」
『はい、わかりました』
通された部屋に入る
すると座ってすぐウルルちゃんがお茶を出してくれた
「どうぞ」
『ありがとう
(うっわどうしよ、メッチャ可愛い!)』
お茶を出してくれたウルルちゃんが出ていく後ろ姿に見とれていると、去り際ジトッと見られた
『(可愛かったけどあの目はなかなか怖いかも…;)』
一人残されたけど…やっぱあたしの事だよね、話って。そりゃそうだ。突然現れて、しかも平子さんの名前呼んじゃったし。誰だって疑うよ…
はぁ、参った。ここは夢じゃ無いっぽいし(お尻がまだ痛いから;)、って事はトリップか?そんな非現実的な事ってあるのかと思うけど、平子さんに掴まれた腕に残る感覚が本物だと言ってる。じゃあ今物語はどの辺りだろう?と考え始めた